「島が育てた、奇跡のパイン」
6月1日は「パインの日」。語呂合わせの“6(パ)・1(イン)”から制定された記念日で、沖縄県全体のパイナップル産業を盛り上げるために作られたもの。
正式名称は「パインの日」だが、石垣島は日本でも有数のパイン産地であることから、観光業界や農園のPRでは「石垣島パインの日」として扱われることも。ちょうど旬の始まりと重なるため、島全体がパイン色に染まる季節でもある。
石垣島のパイナップルが特別とされる最大の理由は“樹上完熟”で収穫されること。
輸入パインの多くは青い状態で収穫され、輸送中に追熟させることが多いが、石垣島では完熟するまで木に実らせてから収穫するため、糖度が非常に高く、酸味が少なくジューシー。
一般的なパインの糖度が12〜14度ほどなのに対し、石垣島産は14〜20度以上になることも珍しくない。
この甘さを支えているのが、石垣島ならではの自然環境
年間平均気温24度を超える安定した亜熱帯気候、パインが好む酸性の赤土「国頭マージ」、そして台風がもたらすミネラル豊富な雨。
これらが組み合わさることで、他の地域では再現できない濃厚な味わいが生まれます。
石垣島で栽培されるパインにはいくつかの人気品種がある。
中でも有名なのが、手でちぎって食べられる「スナックパイン」。
4〜6月が旬で、酸味がほとんどなく子どもにも人気。
桃のような香りが特徴の「ピーチパイン」も同じく春から初夏にかけて出回る。
夏本番には、甘味と酸味のバランスが良い「ハワイ種」や、糖度16度以上の“プレミアムパイン”として知られる「ゴールドバレル」も登場する。
最近では糖度19度前後の「サンドルチェ」など、スイーツのような品種も注目を集めている。
石垣島とパイナップルの歴史は意外と古い。1860年代、石垣島沖で座礁したオランダ船の積荷の苗が川平湾に漂着したという説があり、これが日本にパインが伝わった最初とも言われている。その後、1930年代に台湾から農家が移住し、本格的な栽培がスタート。1938年には日本初の国産パイン缶詰が石垣島で製造され、沖縄の主要産業として発展していった。
現在は缶詰用ではなく、生食用の高品質パインに特化して生産が続けられており、特に6月は旬のピークで、島内の直売所や農園では完熟パインが並び、観光客向けの収穫体験や試食イベントも多い。やえやまファーム、川平マエタケ農園、アンパル農園などは品質の高さで知られ、旅行者にも人気となっている。
6月1日の「パインの日」は、単なる語呂合わせの記念日ではなく、石垣島のパイナップルが最も美味しくなる季節の幕開けでもある。
甘くて香り豊かな石垣島パインを味わうには、まさにベストタイミング。旅行の予定がある人はもちろん、
お取り寄せでも旬の味を楽しめるので、ぜひこの時期に石垣島のパインを味わってみてほしい!



